答えが欲しい人・答えを示せない専門家
日本ではシステム構築という仕事の70%が失敗する事はご存知でしょうか?
そのような統計があるんですよwww
「なぜ失敗するのか?失敗しない方法は?」という本が多く出ている事からも、
システム構築は失敗するというイメ―ジは大きいのだと思います。
そのような本を書く人の多くはシステムエンジニア側の人が多く、
その論調は概ね以下のような感じです
「顧客側がシステムの完成図を完璧に伝えないのが悪い!」
「システム開発会社は、聞いたシステムの構想をそのまま落とし込んだ物をつくるだけ」
どう思います?
別に間違ってはいないです。
でもですよ・・・
顧客側がシステムの完成図を明確にイメージ出来てたら
システムを作る会社は要らないのですよ・・・
システムを作る手は必要です、
しかし、こんな「システムを作りましょう」という明確なビジョンが有るならば
その会社はシステムを売った方が儲かるのですよ・・・
それで本当に良いシステムが作れるでしょうか?
顧客と専門家のギャップ
現実でもやはり、顧客は明確なイメージを伝えてくださいって事が小さくても起こります。
今日、ホームページを更新したい顧客と、
それを請け負う企業との打合せに参加したんですが、
ホームページにCMSを追加するだけの仕事でも、
上に書いたような、「提案してほしい顧客」と、
「作る物を示して欲しい専門家」の図を見ました。
これじゃダメだなと思って、
途中から打合せの主導権を握らさせて頂き、
顧客のやりたい事を聞き出し、システムの形を提案し、
進め方をアドバイスさせて頂いたのですが、
こんな事がもっと大きなシステムでも普通に起こります。
今回は、ホームページの小さな改修でしたが、
これが大きなシステムの新規構築ならば
もっと大きな認識のギャップになっていったでしょう・・・
システム屋の仕事
システムを構築したい企業様は多いと思われます。
しかし、
「どのような形のシステムにすべきかイメージが湧かないし、
専門家じゃないので解らない」
企業様も多い。
その一方で
「どんなシステムを作りたいか具体的に教えて欲しい」
と思うプログラマーも多いのです。
その隙間を担うシステムエンジニアが居ても良いんじゃないか?
と思うわけです。
私はそのような役割を持った
システムエンジニアをシステム屋と呼称しているのですが、
そのシステム屋業務が得意です。
必要であればお声がけ頂ければ何等かの答えを示せると思います。
という、自分自身の営業のお話でした。