将来だけじゃなく、今も見よう

今日考えたこと

未来の技術に目を向けるのは楽しい。でも、将来ばかりに目を奪われて、今この瞬間の足元が見えていない、ということがないようにしたい。

たとえばRPA。今や、ある程度の処理なら自動生成だってできるし、
この「エンジニア日誌」だって、自動で記録・整理するシステムに仕立て上げることは十分可能な時代だ。

10年後のIT業界を予想してみる

10年後には、誰でも「日曜大工」みたいにシステムを作れる時代が当たり前になっている気がする。
AIやノーコード/ローコードツールを使って、そこそこの業務アプリケーションを作れるようになるだろう。

そしてその時、きっと業界には“デファクト”なローコードツールが登場している。しかもオープンソースで。
つまり、ある程度のシステムは誰でも作れるようになっている未来だ。

ただ、だからといってエンジニアがいらなくなるか? というと、そうはならない。

考えてみれば、家具だってDIYで作れるし、棚くらいなら今でも誰でも作れる。でも、大工さんはいなくなっていない。
企業のIT部門でも同じことが起きている。簡単なものは自分たちで作るけど、難しいところや本当に大事な部分は、結局プロに頼む。

それはなぜか?
**「そんなものを作る時間があるなら、本業に集中して売上を伸ばす方が合理的」**だから。

Shie-Worksとしてのこれから

僕たちShie-Worksでは、ローコードというか“実用的ローコード”の在り方をLaravel + Filamentを通して実践している。

LaravelやFilamentは、柔軟で強力な開発フレームワークだけど、その分「お作法」や「コマンドの呪文」を覚えるのが結構しんどい。
覚えられない、もしくは覚えるコストが高いから、そこが導入のハードルになっている。

でも実際、それらのコマンドって「テンプレート化」できる。
だったら、いっそコマンド自動生成システムを作ればいい。

そして今、Shie-Worksではそれを形にしようとしている。

例えば、DB設計から、マイグレーションとModelを作成するcommandを沸かす画面


おわりに

システムは今後、どんどん“誰でも作れる”ものになっていく。
けれど“誰でも作れるからこそ”、エンジニアが伴走する意味がこれまで以上に問われる時代になる。

これからも足元を見つつ、未来の形をつくっていきたい。