企業様の社内IT部門の立ち上げを企画部の方と一緒にサポートしているのですが、
基幹システムへの支払いデータの入力を自動化する為に、スマートOCRを利用して
お付き合いのある全協力企業様の請求書をOCRでテンプレート化しています。
スマートOCRが素晴らしかったので、ちょっと考えをまとめてみようと思います。
ちょっと前のOCR
私たちのような10年前からシステムエンジニアをやってるような人間には、
「OCRなんて使えない。」
なんて先入観があります。
全体の80%が正しく読み込めて、20%が読み込めない、
この20%を見つける為に、結局全部の見直しが必要。
なら、意味がないじゃないか。
なんて考えてしまっていました。
皆さんもそんなイメージがありませんでしたか?
今時のOCR
正直な所、今時のOCRの「スマートOCR」でも読み込み精度は
想像よりも少し高いぐらいです。
では、何がすごいのか・・・
それは、読み込みを行う帳票をテンプレート化して、必要な部分だけを抽出し、
その抽出したデータだけを効率的にチェックできるよう画面を工夫されている所です。
また、正しく読み取れなくても、簡単に文字を修正できるようになっています。
その時に、読み取り箇所を間違っているならば、
キーボード操作はほぼ無しで、マウスで読み込んだ帳票をぽちっです。
その部分の文字を張り付けてくれます。
これには感動・・・
OCRの機能というよりも、データを集めて、チェックする為に便利な機能に感動しました。
また、抽出後のデータをあの手この手で自由に変換できる所も感動です
正規表現というプログラマにしかできない変換ルールに則ってさえいれば、
いかようにでもデータを加工できます。
正規表現部分をUI化してくれたらもっと導入ハードルは下がると思うんですが、
いかがでしょう。スマートOCRさんwww
これは素晴らしい。
スマートOCRのすばらしさは、OCRの精度ではない思います。
80%しかない精度でも、
間違った20%のデータを、効率的に発見し、効率的に修正できるようしていることです。
はっきり言って、マニュアルは重要なことはあまり書かれておらず、あんまり使い物になりませんwww
でも、慣れてきて、機能への理解が大体網羅できると、アイデア次第でどのような帳票にでも対応出来ます。
どんな企業におすすめか
請求書や納品書の内容をシステムに入力している企業にはおすすめしたいです。
ただ、金額的に安い物ではないので、
毎月の請求書入力の作業日数×人数が延べ3人日程度ならば、
間違いなく手入力したほうが安いと思われます。
これぐらいなら、今流行りのフリーランス事務員さんに請求書のPDFにしてエクセルに入力してもらった方が安いと思います。
導入を検討する企業は、
もう少し請求書が多い企業、請求書の処理に延べ10人日/月以上の企業です。
導入後、OCRを利用したオペレーションになれてきたら
間違いなく手間を減らす事ができるようになります。
後は、
- 導入に向けてシステムに機能追加し、
- 自動化の範囲を決め、
- テンプレート化作業を行い、
- 運用に乗せる
という、
どうやってシステムを作るかよりも、どうやってシステム化を実現するか。
という大きな壁があります。
ここが一番難しいのです。
自分の営業
ここからは、私自身の営業です。
興味の無い方は、読み飛ばしてください。
私は大阪で個人事業主として複数のお客様のITシステム構築・運用のお手伝いを行っております。
システムエンジニアとして10年以上の経験があり、
- 本当に小さなエクセルでの業務改善
- 年商150億円の企業の基幹業務システム構築
- ホームページの構築やホームページにおけるトラブルの対処
- 中古PCの導入支援
等、
IT的な業務を多岐にわたって提供しております。
システムエンジニアとして、大手システムインテグレーターや、
システム開発会社と言われる人々とも取引をおこなってきましたが
常々疑問に思っていた事が有ります。
それは
- なぜ、システム構築費用はこんなに高いんだ?
- なぜ、ほとんどのシステムは同じような機能があるのに、毎回1から構築するんだ?
- なぜ、システムエンジニアやITベンダーはお客さんと二人三脚で
お客さんに寄り添ったシステムの形を提案しないんだ? - なぜ、システムの作り方が解らない人が形だけのITツールを販売するんだ?
と言うことです。
このような問題から目を背けていては、日本のIT業界はダメになっていきます。
形だけのITシステムを導入しても意味がありません。
システム開発なんて、問題の解決策の一つでしかありません。
ITやツールを導入すれば問題が解決する訳ではありません、
そこからが、本当のスタートなのです。
スタートしてから、毎年少しづつお金をかけて頂き、少しづつ機能を拡充・改修する事で
御社にとってのエクスカリバー的なシステムが出来上がっていくのです。
そのシステムとは、
- 御社の営業活動を支援し、
- 意思決定を支援し、
- バックオフィスの作業を単純化する
為のツール群なのです。
私にできることは、
このシステムを作理始めるスタートまでの期間を【なるべく早く】、【なるべく安く】、【なるべく小さく】するご提案と、
スタートした後サポートです。
よければ、そのITシステムの事、相談してみてください。